洗濯効率化

効率的洗濯もののたたみ方(子供や旦那の戦力化)

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洗濯ものは一生のうち、何回たたまなくてはいけないのでしょうか。一人当たり平均寿命は80年だとして、ふつうは下着上下、上着上下の4枚は最低着るでしょう。つまり、一生のうち、11万7千回もたたまなくてはいけないと思います。一回3秒だとしても、97時間もたたんでいます。これが6秒かかる人なら、この倍の200時間もたたんでいることになります。普通の月の勤務時間は160時間つまり一生のうち、大体ひと月分ずっと服をたたんでいるのですね。

これはもったいない。改善しましょう。改善の仕方は、簡単。

「服をたたむ」とは

「服をたたむ」という行為は、1)洗濯物をとる 2)服を選別する 3)たたむ 4)仕分けする 5)置く

の5作業です。これらを改善していきましょう。

普通の方なら1)ー5)を順番に作業をやるでしょうが、これは初心者には効率的ではありません。たとえば若い学生さん(お母さんにやってもらっていたとか)、親父世代や子供におぼえこませる、デビューしたての育パパなら、このうち2)服の選別と3)服たたみがボトルネックになります。

あなたが洗濯ものの選別とか、服たたみのプロなら4)1)、5)の順番で改善していくのがねらいめです。初心者なら2)、3)をさらに単純作業化しましょう。

1)洗濯ものをとる:乾いた洗濯束から一つとる。

これは一つ前の作業の「洗濯ものを乾かす」方法により異なります。乾かしたものを取り込むとき、もしくは乾燥機から出すとき、すでに混ざってしまっていたら、これは改善のしようがありません。しかし、これは洗濯するときに少しでも分けて洗濯するという方法があります。

もしくは洗濯ものを取り込むとき、タオルは右、それ以外の服は左とか、少しでも分別しておく。それにより、次の作業すなわち、この「洗濯ものをとる」行為が楽になるのです。

つまりこの「洗濯物をとる」という行為の改善は、この前の作業「洗濯ものをとりこむ」際の改善次第です。洗濯ものをとるという行為自体を改善するには、手元に置く、という行為以外はないでしょう。

2)服を選別する

女性の方にはわからないかもしれませんが、似た世代の兄弟姉妹のお子さんをお持ちの方、親父の世代の方にはよくわかる話だと思います。服を見て一瞬でこれは誰のかわかるのは、明らかに離れた世代の家庭の方、ないしは独身の方のみです。

また誰のかわかっても、上下上着、上下下着、タオル類、その他小物類、等々服の種類は増えていきます。女性ものであれば、ワンピース等服の種類は千差万別です。

初心者にはこの見分けが難しい。プロには難しさがわからないとは思いますけどね。

初心者にお勧めなのは、まず自分が選別できるものだけを分けてしまう、という行為です。要は、次の「たたむ」時に迷う行為をなくすのが目的。なるべく同じものを集めるのが趣旨です。単純化できればできるほど、「たたむ」のが簡単になります。

2-1)自分にわかる選別をする。

あなたが初心者なら、自分の服のみまずは仕分けしてしまいましょう。たたむ必要はありません。場所を分けるのです。一瞬で判断つくでしょう。そして、次の作業に移りましょう。

2-2)種別(下着だけ、タオルだけ)選別する

下着だけとか、タオルだけというのも一つのやりかたです。誰のものでもありませんが、誰にでもわかります。

初心者は、まずこの「洗濯ものを選択する」行為に集中することで、迷う時間をなくすことと、次の「たたむ」行為をリピートできるようにすることが大事です。で、最後「その他」は残ってよいのです。この「選択時間」をどれだけ減らすか、次第で次の「洗濯ものをたたむ」時間が減ります。

3)服をたたむ

服をたたむのは人類永遠の課題といったら言いすぎでしょうか?おそらく機械による自動化が一番難しい物の一つだと思います。サイズも違えば、形も違う。そしてたたみ方も実は世界共通の方法はありません。

ネットをたたけば、たたみ方は服の種類によって大きく変わります。こんなの覚えていられません。いったいどれだけの人がこのすべての服のたたみ方を覚えていらっしゃるのでしょう。

そう、初心者にはこれが一番のネックです。習熟にも時間がかかります。でも、2)である程度仕分けがされていれば大丈夫。同じ事なら「子供」にでもできます。初心者なら難易度的に簡単な「たたみ」から着手しましょう。

簡単;タオル系>下着・靴下>ズボン・スカート>上着>その他(難)

の順番でしょうか。簡単なものからやっていくのがスピードアップの秘訣です。(これは学問的背景があり、単純作業による分業は効率を2000倍に上げます;アダムスミス)

4)仕分けする。

2)で誰のが選別されて、3)で同じようにたたまれていれば、ここで仕分けする作業はほとんどなくなっているはず・・・でしょうか?もしここで仕分けする作業があれば、プロの方が「一つ取ってたたんでいる」場合か、「その他の服」の場合であるのですが、それ以外にもありませんか?

仕分けのポイントは「誰」の「種別」で分けるため、実は家族が多いと簡単ではありません。さらに最後の服の置き場によって、実はこの仕分けが別れるのはご存じの通り。

実はこの「仕分け」作業は、衣装棚の整理次第です。「洗濯ものをたたむ」行為を効率化するには「衣装棚」の整理をどうするか、ということなのです。
「衣装棚」の整理方法は、「たてる」「重ねる」「つるす」「小箱/仕切りで分ける」となります。

「服をたてて収納する」ためには、同じ方法で同じようにたたまれている必要があります。これはもうクリアされていますね。

「重ねる」方法のためには、下から毎回取らなくてはなりません。毎回同じ服を選んでしまいがち。服も崩れてしまいます。

「服をつるす」方法ができるなら、(広い部屋が必要ですが)それはそもそもたたまなくてよい。できれば「たたむ」前の乾かすときから吊るせるのが理想です。

「服を仕切り・小箱でわける」場合には、この4)の時に一緒になっている必要があります。

こういった収納方法に従って、「仕分けしていく」のがこのポイントです。実は衣装整理の方法で、きれいに並んでいる写真を見かけますが、これは変動に耐えられないので、実は実用性がないと思っています。実際の洗濯はかなり左右され、洗濯ものの量が変動するのは皆さんが実感している通り。衣装棚の中も実は満載の時も、すっから感のときもあります。収納方法は別途深く検討していきたいですが、服の「変動」に耐えるバランス構築が一番大事だと思います。

5)服を衣装棚に置く・運ぶ

こちらは前工程でできあがった「たたまれた洗濯ものを運ぶ」という行為になります。もちろん、衣装棚が一か所に集まっていれば(ウォークインクローゼット)等があるなら、簡単でしょう。でも残念ながらそのような家庭は多くはありません。多くの場合は各部屋を歩いて回る必要があります。こちらは家のレイアウト次第の改善ですが、考え方の狙い目は「導線」です。

・家族が一人、すなわち独身の場合

考えるまでもありません。シンプルに服をたたんだ場所から、一直線に服の置き場にもっていきましょう。

・家族が複数の場合

服の置き場がいくつにわかれているのかが、ポイントです。すなわち、たたんだ場所から置き場へのルートはいくつかあるというわけです。

一本筆書き;一人で運ぶ場合、こうなりますね。かご等に「まとめて運ぶ」しかありません。一筆書きの要領で、順番に「まとめて」いれていきましょう。毎日こんなの「嫌」ですよね。

放射状;複数人で運ぶ場合、この放射状の中心へ運びましょう。あとは複数家族にもっていってもらいましょう。そもそもたたむ場所がリビングや、お風呂場、洗面所、等々家族のだれもが通るところならこの方法が一番です。もしたたむ場所が離れたところなら、こういう場所にもってきて、各人に「もっていってもらう」のです。

まとめ

以上のように、「洗濯ものをたたむ」という行為は前後の工程に左右されます。まずプロの方は前後の作業を改善することで、「せんたくものをたたむ」行為が楽になっていくことを実感できるでしょう。一方で初心者の方は、まず「作業を単純化する」ことに力点を置いたほうがよいです。それは、初心者にまかせるときも同じ。単純化作業を任せることは可能です。間違っても初心者に「洗濯ものをたたむ」行為をまかせないでください。簡単ではないのです。

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